ブログ開設にあたって悩まされるのがプロフィール文。いちいち考えるのも面倒であり、不要なようにも思えます。しかし、「プロフィールは必要」と考えている人も多くいるのです。
なぜ、プロフィール文が必要だと言われているのでしょうか。この記事ではプロフィール文の重要性と読んでもらいやすい文章の書き方、そしてダメなプロフィール文の特徴について具体的に解説していきます。
目次
ブログにプロフィールが必要な理由とは?
まずは、「なぜブログにプロフィールを載せる必要があるか」について考えていきます。一見、プロフィール文をいちいち書いてアップする必要性は薄いように思えますが、実はちゃんとした理由があるのです。
その理由について知っておけば、プロフィール掲載の重要性を理解することができます。それが理解できればブログのアクセスアップ、そして収益率上昇にもつながります。
運営者の人柄を伝えられる
プロフィールを載せるというのは、すなわち自分を知ってもらうということです。このブログを書いているのがどのような人間かを、訪れる人に伝えることができます。
そのため、自分の人柄や性格、趣味などを読者に伝えることができるでしょう。自分の人柄を伝え、親しみを持ってもらうことで、繰り返しのアクセスがより期待できるようになります。
共感してもらいやすくなる
人間、共通の趣味や悩みを持っている人間の方が仲良くしやすいと言われています。ネット上であったとしても、趣味について語り合うのは楽しいものです。
プロフィールに書かれている事柄に「自分といっしょだ!」「この人とは気が合いそう」と共通点を見出した読者は、運営者の言動に共感してくれるようになるかもしれません。共感を獲得できれば、リピーターも同時に獲得できる可能性が高いのです。
より記憶に残りやすくなる
スマホが普及し誰もがネットを利用している現代、人々は多くのサイトにアクセスします。そのため、ひとつひとつのサイトの内容というのは記憶に残りづらいものです。内容に個性がなければ、すぐ忘れられてしまいます。
しかし、そこに何かの「引っかかり」があればどうでしょう。たとえば「プロフィールに書かれている経歴が個性的であった」などです。経歴や趣味で「この人は面白いな」と感じるものがあれば、読者がブログのことを忘れず、再び訪問してくれる可能性が高くなります。
よく伝わるプロフィール文の書き方
ただ単にプロフィールを書いただけでは、読者の共感を得るのは難しいです。乱雑な文章は読む気を無くさせてしまいます。
プロフィール文にも、正しいとされる書き方があるのです。それをしっかり踏まえたうえで書けば、人を惹きつけやすいプロフィールを作り上げることができるでしょう。ここで紹介したポイントを元に、自己紹介のための文章を考えてみてください。
ブログ運営をはじめたストーリーを書く
書いておきたいことのひとつが「なぜブログをはじめたのか」ということです。なぜわざわざブログの運営をはじめようと思ったのか、その理由をストーリー形式で、簡潔にまとめて説明します。
「役に立つ知識やノウハウを伝えたいと思った」「多くの人と意見交換したい」など、共感してもらえそうな理由を書きましょう。それを知ることで、運営者と読者の距離を縮めることができます。きっかけとなったできごとなどを交えて書くと効果的です。
出身地や趣味などについて話す
同じ出身地の人、共通の趣味を持つ人に対してなんとなく親しみを感じたという経験がないでしょうか。人間というのは共通点が多ければ多いほど、コミュニケーションを取りやすくなるものです。
そのため、出身地や趣味、家族構成や職業について個人情報が特定されない程度に記載するのはとても有効だと言えます。自分のことを説明すればするほど、共通点を持った読者を惹きつけやすくなるのです。
すぐ見られる位置に置く
たとえよい内容のプロフィールを書いたとしても、誰にも見られなければ意味がありません。そのため、ブログのどこに配置するかということも重要となってきます。
もっとも適した位置は、ブログ右端のサイドバーです。サイドバーであれば、読者がすぐ目を通すことができます。なおかつ、どの記事からアクセスしても閲覧することができるというのもメリットです。
スマホの場合、レンタルサービスやワードプレスのテンプレートによっては自動で位置が設定されることもありますが、自分で設定をしなければならない場合もあります。その場合、タイトルの下などに配置すると見てもらいやすいです。記事の邪魔をしないのであれば、記事末尾などが良いでしょう。
オリジナル性の高い写真やイラストを使う
よいプロフィールに必要なのは、文章だけではありません。写真やイラストをプラスすることで、さらに注目度や共感性を上げることができます。
この場合、有効なのは既視感のあるものではなく、オリジナリティの高いもの。過去の旅行で撮影した自慢の写真や自分のポートレート、あるいは誰かに描いてもらった自画像イラストなどが効果的です。
人気ブログを例文として見習う
あまり文章を書かない人が、いきなりプロフィールを書くというのは骨が折れることです。そのような場合は、すでにあるものを参考にしましょう。
たとえば、アクセス数の高いブログのプロフィールなどです。それらのブログは記事だけでなく、自己紹介にもかなり力が入れられています。いくつかの人気ブログをリサーチし、どのような構成で書かれているかをチェックするようにしてください。
効果が薄いプロフィール文とは?
よいプロフィール文章もあれば、その逆もあります。読みづらく、内容もよくないプロフィール文章は共感してもらえるどころか、反感すら買いかねません。
この項目にて、評価できないプロフィール文章の特徴について解説していきます。書こうと思っている文章がこれらに当てはまるようであれば、修正した方が無難です。
「儲けたい」感が強く出ている
ブログを副業のために運営される方もたくさんいるでしょう。それ自体は悪いことではありませんが、プロフィール文などにいかにも「儲けたい」感を出すのは考えものです。
「アフィリエイトでお金持ちになりたくてブログをはじめました!」というようなことが書かれていれば、意地汚い印象を持たれてしまいかねません。プロフィール文には、多くの方が共感しやすい内容を書きましょう。
内容が嘘くさい
なぜ自分がブログをはじめたか、自分が何を大切としているかということを書くのはとてもよいことです。しかし、そこで嘘を書くのはあまりおすすめできません。
嘘のエピソードや経験というのは不自然になりやすいものです。後々の言動と辻褄が合わず、読者から矛盾点を指摘されてしまい、信用を無くすということもあり得ます。
文章が長すぎる
文章というのは短すぎても内容が伝わりませんが、長すぎるのもまた問題です。ぐだぐだと不要なことばかり書かれたプロフィール文は、読む相手をげんなりさせてしまいます。
書きたいことがたくさんあったとしても、内容の取捨選択をおこなって適度な長さにまとめるのがベターです。長くても、だいたい1~2分で読み終えることのできる程度のプロフィール文にしましょう。
まとめ:よいブログはプロフィールも面白い
ブログといえば、記事の内容だけが重要と思われがち。しかし、効果的にアクセスを集めるためにはプロフィール文もまた大事なのです。
プロフィール文は、読者に運営者の第一印象を決定づける、いわば名刺のようなもの。ここでよい印象を与えれば、リピーターの増加も期待できます。読みやすく、なおかつ共感性の高いプロフィール文を考え、作成してしましょう。