「クレジットカードの詐欺被害に遭ったから返金してほしいけど、どうしたらいいのかわからない」
今まさにこのようにお悩みではありませんか?
「利用明細書を何となく確認したら、身に覚えのない請求が来ている…いつどこでクレジットカード情報を盗まれたのかわからない…」
身に覚えのない請求が来た時ってかなり焦りますよね。私も身に覚えのない請求が一度来たことがあるのですが、かなり焦った経験があります。
結局は、二重請求されていたようなので支払わずに済みましたが、クレジットカード会社に対して何度も連絡をして、一か月かけて使用していないことを証明しました。
クレジットカード詐欺被害に遭われた方も同じように使用していないのに、請求が来ている状況ではありませんか?
ということで今回は、偽サイト・ネット詐欺撲滅委員長であるうり坊がクレジットカード詐欺被害に遭った時に返金してもらう方法についてお話しします。
クレジットカード詐欺被害に遭った場合は、返金してもらえる可能性はかなり高いので、諦めずにこの記事に書いてあることを実施してみてください。
二度とクレジットカード詐欺被害に遭わないためにクレジットカード詐欺の巧妙な手口を4つ解説しているので、しっかりチェックしておきましょう。
目次
クレジットカード詐欺被害に遭った時に返金してもらう方法【カード会社に連絡しよう】
結論、まずは被害に遭ったクレジットカード会社へ連絡しましょう。
そのあと、警察に被害届を出して、被害届が受理されたならクレジットカード会社に再度連絡して、被害に遭ったことを証明します。
もし、被害届が受理されなかった場合は、国民生活センターへ連絡して相談してみましょう。国民生活センターが被害届に必要な書類などを教えてくれます。
それでは、それぞれの手順についてもう少し詳しくご説明していきましょう。
カード会社へ連絡して支払い停止してもらう
クレジットカード会社へ電話して行うことは以下の通りです。
- クレジットカードの支払い&利用停止をしてもらう
- クレジットカードの再発行・暗証番号などの変更
- 盗難保険の適用範囲内かどうかを聞く
‐ クレジットカード会社へ返金の申し立てを行う
クレジットカード会社へ連絡をしたら、引き落としを防ぐために支払い停止を行い、カード被害がこれ以上起きないためにも利用停止手続きをしてもらいましょう。
新しくクレジットカードを発行する場合は、再発行の手続きをして、カード番号と暗証番号を別のものに変更しましょう。
カード番号と暗証番号が同じだと再び不正利用されるため、必ず変更するようにしておきます。
次に、盗難保険が適用されるかどうかを聞いて、今後の行うべきことをクレジットカード会社に確認しておきます。
もし、既にお金が支払われていた場合は、返金の申し立てを行うことができます。
不正利用によって引き落とされたお金は返金を申し立てることで返ってくる可能性があるので、諦めずに一度申し立ててみましょう。
警察などの公的な機関に通報・相談する
クレジットカード会社への連絡が済んだら、警察へ連絡をしましょう。
クレジットカードの盗難保険や返金に対応してもらうために、警察から被害が遭ったという証拠が必要になります。
被害届は被害に遭ったという証明になり、クレジットカード会社からも提出を求められるため、警察に連絡して被害届を出しておきましょう。
また、状況によってはクレジットカード詐欺被害に遭った場合の対処法を具体的に聞くために国民生活センターや、法的な解決をするために弁護士へ連絡することもできます。
そのために、通報先などをしっかりと確認しておくことをおすすめします。
警察の連絡先について
「被害に遭って緊急性がある通報をしたい」という人は【110】に電話をして、「被害に遭ったかどうか分からないけど、相談をしたい」、もしくは「被害届を出したい」という人は【#9110】へ電話しましょう。
【110】は今すぐに警察に来てもらわないといけない緊急性のある事件や事故の際に利用し、【#9110】は相談用の窓口となっているため、クレジットカードの詐欺被害に関しては【#9110】への電話がおすすめです。
【110】へ電話すると他の緊急性の高い事件・事故がある場合は対応に遅れるため、緊急性を要していない時は【#9110】へ電話を掛けましょう
国民生活センターの連絡先について
国民生活センターには、『消費者ホットライン』があり、身近な自治体の消費者生活相談窓口を紹介してくれます。
紹介先の相談窓口でクレジットカード詐欺被害に遭ったことを伝えて、今後の対応方法についてしっかり聞いておきましょう。
具体的にはクレジットカード支払いが既に行われている場合の返金方法や、クレジットカード詐欺被害の拡大を防ぐための方法など具体的に聞いておくと良いです。
クレジットカード詐欺被害に遭ってどうしたらいいのかわからない人は国民生活センターへの相談がおすすめです。
消費者ホットラインの連絡先:188(いやや)
※月~金は9~17時、土日祝は10~16時(相談窓口によって異なります)
弁護士に相談する
被害金額によっては弁護士に相談して法的な解決策を選ぶことになります。
例えば、クレジットカード詐欺被害額が数百万円になるようでしたら、間違いなく弁護士に相談したほうが良いでしょう。
ただし、数万円程の被害額では弁護士に依頼料が高くなるため、状況に応じて弁護士に相談することをおすすめします。
最近だと、初回の30分だけなら無料で相談できる体制を取っている弁護士事務所も多いので、解決のための要点だけ聞きたい人は事前に要件をまとめておくとスムーズに対応してくれます。
事前に用意しておく要件としては以下の5つが挙げられます。
- いつ被害に遭ったのか
- どこのサイトや店舗で利用したのか
- 具体的な被害は何か
- 被害額はどのくらいなのか
- 今後どうしたいのか
さらに要件をまとめておくと無料相談のうちに解決の糸口を見つけられる可能性があるため、しっかり事前準備はやっておきましょう。
クレジットカード詐欺に遭った時はチャージバックで返金してもらおう
ネットショッピングや実店舗でのクレジットカード詐欺被害に遭った時はチャージバックで返金してもらうこともできます。
チャージバックとは
チャージバックとは、クレジットカードを保有する人が不正利用などの理由により利用代金の支払に同意しない場合に、クレジットカード会社が売上を取り消しすることです。
チャージバックを利用するにはどうすればいいのか
チャージバックを利用するには以下の手順を行うことで利用することができます。
- クレジットカード会社へ異議の申し立てを行う
- 店舗の運営会社へ直接電話して不正利用について申し立てる
- チャージバックが認められる or 反証される
身に覚えのないようクレジットカード利用があれば、クレジットカード会社へ異議の申し立てを行うことで、対応してくれます。
ただし、本当に不正利用なのかどうかを判断するために、実店舗やネットショップの運営会社へ連絡して、確認を取る必要があります。
確認が取れたら、もう一度クレジットカード会社へ連絡し、不正利用された日時などの事実確認をされるので答えていきましょう。
数週間後にクレジットカード会社からメール・電話のどちらかでチャージバックが認められるか、もしくは反証されることがあります。
反証された場合は、さらに新しい証拠を見つけてクレジットカード会社や店舗運営会社へ連絡しなければなりません。
少し面倒ですが、クレジットカード詐欺によって高額請求が来ている場合は諦めずに頑張りましょう。最終手段としては弁護士に相談して解決するのが良いです。
チャージバックを利用した経験
実は、私はニューヨークへ旅行した時に、ホテルから二重で料金を取られていることに気づいて、チャージバックを利用した経験があります。
最終的には、ホテル側のミスということでチャージバックを認められましたが、非常に面倒な事だったことは今でも鮮明に覚えています。
まずは、クレジットカード会社へ連絡をして、次にホテルへの連絡をしなければならないのですが、ニューヨークのホテルなので英語で自分に起こっている状況をメールで説明しました。
正直、面倒だなと思っていましたが、約7万円(4人で3泊分)を払わされると思うと、必死でした。
最終的には、約一か月後にホテル側のミスということが分かったため、チャージバックを利用して、支払わずに済みました。
海外からの不正利用だと為替の影響でお金を払わなければならない場合がある
ホテルからクレジットカード会社へ返金され、無事に約7万円を支払うことは回避できたのですが、ドルと円では為替の影響で返金される額が違うため為替の差額分を払いました。
確か3000円くらいだったと思います。
海外からの不正利用の場合は、海外の店舗からクレジットカード会社へ返金されるため、ドルから円へ交換する際に、手数料やその時の為替市場によって当時支払った額より返金された金額減ることがあります。
その場合は仕方がないですが、クレジットカード会社の保証外なので自己負担しなければなりません。
海外からの不正利用の際は金額によって変化しますが、為替や手数料の関係でいくらか損する覚悟はしておきましょう。
二度とクレジットカード詐欺に引っかからないために巧妙な4つの手口を知っておこう
今回はクレジットカード詐欺被害のせいで大変な目に遭ったという人が多いと思いますが、二度とこのようなことがないようにクレジットカード詐欺の手口を知っておくというのが対策です。
よくあるクレジットカード詐欺被害のきっかけとなる巧妙な手口は以下の4つがあるため、気を付けておきましょう。
- フィッシング詐欺
- クローン詐欺
- インターネットショッピング詐欺
- クレジットカードの現金化詐欺
それぞれ簡単に説明していきますね。
フィッシング詐欺
フィッシング詐欺とは、送信者を偽装した電子メールを送り付けたり、電子メールにURLを記載して偽のホームページに誘導し、情報を入力させたりして、クレジットカード情報や個人情報を盗み出す行為のことです。
大手銀行やAmazonや楽天などの有名なネットショッピングサイトを装って、アカウントが乗っ取られたからパスワード変更を求めたり、商品が不正に購入されたことを通知してクレジットカード情報を求めて抜き取ったりするのが有名です。
少し前まではフィッシングメールのURL先のホームページが本物と似ていなかったり、日本語の使い方がおかしかったりなど見分ける方法がありました。
しかし、最近の偽サイトのホームページは本物と見比べても遜色ないため、フィッシング詐欺による被害が増えています。
基本的にはクレジットカード情報や個人情報を求められたときは正規のURLと同じなのか、安易にURL先に移動しないなどが有効な対策です。
もし、情報を求められるメールが来た場合は、Googleから公式ホームページを調べて電話をして本物のメールなのか一度確認をしてみると良いでしょう。
クローン詐欺
クローン詐欺とは、クレジットカードの磁気情報を読み取り、その磁気情報をもとにクレジットカードを複製して、不正利用する手口のことです。
典型的な方法としてあるのが、海外の店員がスキミングマシンと呼ばれる機械で読み取る方法です。
基本的には海外のクレジットカード決済のときは店員が店の奥で決済することはありません。ほとんどがクレジットカード用の決済の機械を持ってきて、自分で支払うのが当たり前です。
店員にクレジットカードを要求されて、店の奥に持っていかれた時は要注意です。
対策としては、店員がカードを奥に持っていかれないようにレジで決済してもらうようにお願いしましょう。
それができないならそのお店での買い物は諦めて、別のお店に行くか、現金で支払うようにしましょう。
インターネットショッピング詐欺
インターネットショッピング詐欺とは、クレジットカード決済したのに購入した商品が何日経っても届かないし、ショップに電話しても繋がらない場合に起きる詐欺です。
フィッシング詐欺と似ている点はありますが、大きな違いはクレジットカード所有者自らショッピングサイトを信頼して商品を購入している点です。
フィッシング詐欺はAmazonや楽天のアカウントのパスワード情報やクレジットカード情報、個人情報を盗み取ることを目的としていますが、ネットショッピング詐欺は商品を購入させて、商品を届けない、もしくは偽物を届けて騙して儲けるのが目的です。
インターネットショッピング詐欺に引っかからないための対策として、サイトの日本語表記が変だったり、商品が異常に安かったり、ショップの運営会社や代表が記載されていないなどがあります。
聞いたこともないネットショッピングサイトを利用する際は、必ず運営会社や商品の価格が適切なのかなどを確認してから、商品購入をしましょう。
クレジットカードの現金化詐欺
クレジットカードの現金化詐欺とは、クレジットカードのショッピング限度額を利用して、指定する商品を購入すれば現金をキャッシュバックするという詐欺です。
クレジットカードの現金化詐欺を簡単に説明するとは以下の通りです。
- クレジットカードのショッピング限度額が10万円の場合
- A社が販売している商品10万円分をクレジットカードで購入
- A社から商品が届く
- 商品が届いた後に購入金額の50~80%が口座に振り込まれる
- 購入者は5~8万円の現金を手に入れる
- クーリングオフや返金はできない
クレジットカードの現金化詐欺のターゲットは今すぐ現金が欲しい人を狙った詐欺手法です。
確かに5~8万円の現金を手に入れられることはできますが、クレジットカード会社への支払い10万円は残っているため、実質2~5万円のマイナスになっています。
さらに、業者によっては現金を口座に振り込んでくれないことがあるため、10万円分マイナスになることもあります。
このクレジットカードの現金化詐欺の一番厄介なところは、クレジットカード所有者が同意のうえで一度商品を購入しているため、クレジットカード会社へ連絡をしても対応してくれない点です。
また、クレジットカードの現金化は利用者も罰せられるという決まりがあるため、クレジットカードの現金化詐欺は非常に悪質な手口だと言えるでしょう。
クレジットカード詐欺被害に遭ったら諦めずにクレジットカード会社に連絡をしよう
クレジットカード詐欺被害に遭った場合は諦めずに証拠を探し出して、クレジットカード会社に何度も掛け合ってみることをおすすめします。
正直、面倒だなと思いますが、高額請求の場合や事情があって払えないような金額の場合は粘り強くクレジットカード会社へ連絡しましょう。
決定的な証拠が出てくればクレジットカード詐欺被害であることが認められるかもしれません。諦めずに何度もクレジットカード会社へ連絡していきましょう。
https://fukugyo-beginner.net/fraud-owner/