最近、小学生の将来なりたい職業ランキングでも上位に入ってくる「YouTuber(ユーチューバー)」。テレビ番組で見かけることも多く、その知名度はうなぎのぼりです。
今回は、そんな大人気職業・YouTuberにどうやったらなれるのか調べてみました。ほかにも、収入源や向いている人の特徴・YouTuberを続ける大変さなども分かりやすく解説しているので、少しでも興味のある方はぜひ参考に読んでみてください。
目次
YouTuber(ユーチューバー)とは?
「YouTuber(ユーチューバー)」という言葉に厳密な定義はありません。1回しか動画投稿をしていなくても、自分でYouTuberを名乗ることも。
ですが、一般的にはYouTube(ユーチューブ)へ動画投稿を行い、その収入で生活している人のことをYouTuberと呼びます。
どんな人がなれる?
YouTuberは誰でもなることができます。資格も必要ないので、子供でも大人でも誰でもなれます。現に、小学生YouTuberや子育て中のママさんYouTuberもいます。
幅広い層の人が誰でもいつでもYouTuberになれるからこそ、YouTuberは夢のある人気の職業なのです。
しかし、この中でYouTuberとして一定の収入を得ているのはごくわずかであり、YouTubeだけで生活している人はさらに少ないのも事実。
YouTuberになるためには、こういった側面も事前に理解しておく必要があります。
YouTuberになる方法とは
YouTuberになる方法、それは動画をアップして多くの視聴者に見てもらうこと!今回は、そんなYouTuberのメインの仕事である動画のアップロードについて、分かりやすくご紹介します。
動画を撮影する
用意するものは、手持ちのスマートフォンです。もちろんデジカメや一眼レフなどでも大丈夫。初めて動画を撮るのに、いきなり高価なカメラを買う必要はありません。まずは身の回りにあるもので始めてみましょう。
スマートフォンなどで動画を撮影した後は、そのまま取った動画をアップすることも可能ですが、字幕や効果音を入れたり編集を加えることで、格段に視聴者に見やすい動画になります。ですので、なるべく編集というひと手間を加えて見やすい動画作りを心がけましょう。
編集する
スマートフォンでは、標準に搭載されているアプリでも十分に編集することができます。また、無料アプリもたくさん出ているので、自分の使いやすいアプリを探すこともできます。
また、パソコンで編集する場合も、パソコンに標準に搭載されている「Windows Live ムービーメーカー」や「imovie」などを使って編集することが可能。
動画をアップロードする
動画編集が完了したら、動画を公開します。これで作業完了!あとは動画を視聴してもらうのを待つだけですが、より多くの人に見てもらえるようツイッターなどで告知をする人が多いです。
動画はスマートフォンからでもパソコンからでも公開することができるので、自分の使いやすい方からアップしましょう。
どうやって収入を得ている?
YouTuberの収入源は、ズバリ広告収入です。
自分でアップロードした動画に広告を入れ、その広告の再生回数によって広告費をもらいます。YouTubeを見たことがある人は「あぁ、あれか」と思われているのではないでしょうか。動画の最初や途中で流れる広告のことです。
ですので、YouTuberは再生回数が増えるように、毎日同じ時間に動画をアップしたり編集を工夫してみるなど、日々試行錯誤しながら動画を作らなければなりません。この努力ができるかどうかで、視聴者数も収入も大きく変わってきます。
YouTuberはの収入源は広告費!
YouTubeでは、誰もが広告収入を得られるわけではありません。YouTube公式の「YouTubeパートナープログラム」を利用して、動画に広告をつけて投稿する必要があります。
YouTubeパートナープログラムの参加条件(※YouTubeヘルプ参照)
1、すべてのYouTubeの収益化ポリシーに準拠している。
2、YouTube パートナープログラムを利用可能な国や地域に居住している。
3、有効な公開動画の総再生時間が直近の12か月間で4,000時間以上である。
4、チャンネル登録者数が1,000人以上である。
5、リンクされているAdSenseアカウントを持っている。
以上がYouTubeパートナープログラムに参加できる条件です。
つまり、収入を得るためにはある程度YouTubeで実績を積む必要がある、ということが分かります。
YouTuberに向いている人はこんな人!
では、YouTuberにはどんな人が向いているのでしょうか?
オリジナルの企画を考えることができる人
多くのYouTuberがいる中で自分の動画を選んでもらうためには、他にはない企画や魅力・面白いアイディアが必要です。
自分だからこそできる動画があると、固定の視聴者もできやすく初見の視聴者からも選ばれやすくなります。
流行に敏感な人
人々が「今見たい!」と思える動画を、タイミングよく出すことで視聴者のニーズを満たすことができます。「これが流行っているから、みんなと共有しよう」「次はこれが流行りそうだから、事前に動画にしておこう」など、常に人々の関心が何にあるか考えれる人はYouTuber向きです。
動画編集が得意な人
動画投稿の際に、必ず必要なものではないがあると自分の強みになるのが動画編集のスキルです。動画に字幕や商品の詳細、効果音や参考画像などが入っていると、動画が非常に見やすくなります。
常に見やすい動画を提供することで、固定の視聴者も増えるので、スキルがある人はどんどん活用していきましょう。
YouTuberはこんな大変なことも
YouTuberは夢のある職業ですが、簡単な仕事ではありません。見えないところで苦労していたり、努力していることがたくさんあります。
動画の撮影・編集には時間がかかる
動画の撮影・編集には思いのほか時間がかかります。
人気YouTuberのヒカキンさんも、7分の動画を編集するのに6時間かかるとのこと。年に500本以上の動画を出している人でもこれくらいの編集時間がかかるので、慣れない人はさらに時間かかる作業になります。
誹謗中傷の対象になる
有名になるとどうしても批判の対象になり、動画のコメント欄やネット上で誹謗中傷を書き込まれることがあります。アドバイスとして受け止めるべきものもありますが、心ないコメントも・・・。傷つくことも多々あるので、あらかじめ覚悟を持っておくことが重要。
日々の継続が大事
YouTuberはライバルが多い世界。始めてすぐ成功するものではないので、継続して動画を出す忍耐力やいい動画を作るための努力が必要です。
先ほど紹介した人気YouTuberのヒカキンさんも、1年に500本以上動画を出しているのにもかかわらず、そのすべての動画の企画・撮影・編集を一人で行っています。
また、ヒカキンさんは「1年365日、ほぼ1日中仕事をしている」とのこと。このことからも、フラッと何日か好きな時だけ仕事をするようなスタンスでは、YouTuberとして成功しないことが分かります。
これらのことを乗り越えることができる強い意志がないと、YouTuberとして活動するのは難しいです。
まとめ:YouTuberになるためには継続する努力が必要
YouTuberは、自分の好きなことを仕事にできる素敵な職業です。しかし、それを継続させるにはかなりの努力と覚悟が必要になります。いい面・悪い面もどちらも知った上で、YouTuberになるか判断してみましょう。