せどりは物を安く仕入れて高く売るというシンプルな仕組みであるため、副業として始める人も少なくありません。皆さんの中にはせどりに興味があるものの、
- 何を売ればいいの?
- 違法にならない?
と不安を持つ人もいるのではないでしょうか?ここでは、せどり初心者に向けて始め方とおすすめのジャンルについて紹介します。
目次
せどりを始める前にすべきことは?
せどりは物を安く仕入れて高く売るという非常にシンプルな仕組みですが、初心者が何も準備をせずに稼げるほど甘くはありません。個人でお金を稼ぐわけですから、必要な準備をしてからせどりを始めましょう。
資金の準備
大きな初期投資が要らないせどりですが、物を仕入れるための資金が必要となるため、可能な限り貯金をしておくことが望ましいです。資金の金額は仕入れる商品の種類や目標金額によって異なりますが、最低でも3~10万円程度は準備しておきたいところ。
そんなことは分かっているけどお金がないという人は、フリマアプリやリサイクルショップで家にある不用品を売れば、資金の調達になるうえせどりに備えて部屋を整理しておくことができ一石二鳥です。また、不用品を無料で手に入れて売るという方法もリスクがないのでおすすめです。
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時間の管理
せどりは個人で行うビジネスであるため、会社員のように労働時間を誰かに管理されているわけではありません。自由にできるのは良いことですが、その分自分でしっかり管理しないと仕入れた物をさばききれなくなったり目標金額まで稼げなかったりするため、
- どれだけの利益が欲しいのか
- そのために1日何時間せどりに費やすか
ということを明確に決めておく必要があります。多くの時間を使えばその分知識や経験が積めるため早く安定した収入を得られるようになりますが、本業や家事とのバランスを考慮し現実的にどれくらいの時間を割けるのかを考えておきましょう。
アプリでリサーチをする
比較的簡単に始められるとはいえ、知識もなくいきなりせどりを始めるのはリスクが高いため、必ず事前にリサーチをしておきましょう。このとき、せどり専用のアプリやサイトなどを使って商品知識を深めながらせどりの仕組みを理解するのがおすすめ。
事前にどんな商品なら稼ぎやすいか、自分の資金でできそうかということを知っておくことで、仕入れたけど売れない、または赤字になったという事態を防ぐことができるでしょう。
商品の仕入れ方法とは?
せどりには大きく分けて店舗せどりと電脳せどりの2種類があり、どちらも商品を仕入れて売るという仕組みですが仕入れ方法が大きく異なります。それぞれのメリット・デメリットを知って、どちらでせどりを行うかを考えましょう。
店舗せどり
店舗せどりとは、家電量販店や古本屋などの店舗まで行って商品を仕入れるという方法で、実際に商品の状態を見て買うことができ配送料もかかりません。また、比較的ライバルが少ないため値崩れしにくい、大量仕入れができるといったメリットもあります。
一方で、店舗まで行かなければならないため時間と体力が必要、商品を自宅まで運ばなければならないというデメリットがあります。
電脳せどり
電脳せどりとは通販サイトやフリマサイトなどインターネット経由で商品を仕入れる方法です。店舗に行く時間や商品を持ち帰る手間がなく仕入れ先サイトによってはポイントなどを貯められるというメリットがありますが、ライバルが多いため安く仕入れても出品数が多いと値崩れしてしまうことがあるのがデメリットです。
また、実際に手に取って商品を選ぶことができないため手元に届くまでは商品の状態が分からないという面もあります。
失敗しにくいジャンルとは?
せどりは初心者でも始めやすいビジネスですが、全員が稼げるとは限らないため失敗しにくいジャンルを知っておく必要があります。完全初心者の場合は、仕入れ単価が安く回転率の良いものなどまずリスクが少ないジャンルから始めるのがおすすめです。
古本・雑誌
本はせどり(背取り)の語源にもなっている王道ジャンルで、ライバルは多いですが、古本屋は店舗数が多く数百円から仕入れができるため初心者にとっては稼ぎやすいしょう。
本は他のジャンルに比べて利益率が高く、書籍の電子化が進んでいるとはいえまだまだ紙の本を求める人がいるため低リスクで始めることができます。ただし大量に購入すると商品が重くなって発送料がかかるので注意しましょう。
小型家電
家電は本と比べると仕入れ値が高いですが全体的に利益率が高いジャンルで、初心者には比較的安価で回転率の良いカメラや音楽機器、美容家電といった小型家電がおすすめです。
基本的には季節家電よりも年中需要があるものや仕入れがしやすく、価格競争にも巻き込まれにくい中古品を選ぶと良いでしょう。また、美容家電は「新品でなくても使ってみたい」という人が多いので手堅いと言われています。
ゲーム
ゲーム機本体や周辺機器、ゲームソフトは商品のサイズが小さく需要が高いため比較的扱いやすいジャンルです。初心者はソフトやコントローラーなら比較的安価なものから初めてみましょう。ただし、ゲームの場合、
- 人気のあるソフト
- ひと昔前に流行し現在プレミア化しているもの
- 初回版や限定版
などある程度の知識が必要になるため、普段ゲームをしない人にとっては難しい面もあります。
おもちゃ
子どもはすぐにおもちゃに飽きて新しい物を欲しがるため、いらなくなったおもちゃがフリマアプリなどに多く出品されており安く仕入れることができます。
中古品が多いですが中には未開封のものや状態の良いものもあり、クリスマスなど品薄になりがちな時期は爆発的に稼げるという特徴があります。仕入れ値が高すぎず回転率が高いので初心者でも比較的扱いやすいジャンルと言えるでしょう。
CD・DVD
CD・DVDは出品サイトによっては制限がかかっている場合があるので注意が必要ですが、仕入れ先が多くサイズが小さいので在庫管理もしやすいという特徴があります。
あまり高利益なジャンルではありませんが、初回限定版など希少価値の高いものをうまく仕入れることができれば効率よく稼げるでしょう。CD・DVDは出品できるサイトが限られておりライバルもそこまで多くない分、狙い目とも言えます。
せどりにおける違法行為とは?
せどりというビジネス自体は違法ではありませんが、気を付けないと無意識のうちに違法行為になる可能性があるので注意が必要です。では、具体的には何が違法行為に当たるのでしょうか?
無許可でのせどり
ビジネスとして中古品を転売する場合は「古物商許可証」を取得する必要があり、無許可で行うと違法行為にあたり逮捕される可能性があります。転売目的で中古品を仕入れる段階から許可が必要となりますが、このとき注意したいのが未開封・未使用のものであっても法律上は一度取引が行われた時点で中古品にあたるということです。
新品を仕入れているから大丈夫と思っていても違法行為になってしまうため、本業・副業関わらずビジネスとしてせどりを行う場合は必ず古物商許可証を取得しましょう。
チケット転売
2019年6月から法律によりコンサートやスポーツ観戦などのチケットの不正転売が禁止されました。「チケットを購入したけど行けなくなったから購入価格で転売した」という場合は問題ありませんが、最初から転売する目的でチケットを購入し高い価格で販売してはいけません。
この行為を繰り返していると違法行為とみなされ「1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金またはその両方」が科せられます。
偽ブランドの転売
偽物と知っていながら商標登録されたブランド品を販売すると、商標法に抵触するため「10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、またはその両方」が科せられます。また、偽ブランドだということを知らずに販売した場合、罪になる可能性は低いですが出品サイトのアカウントを削除される可能性があります。
特に電脳せどりを行うときには信頼できる仕入れ先か、偽物ではないかということをしっかりと見極めなければなりません。
おすすめのせどりサービスとは?
いざせどりを始めようと思っても何から始めれば良いのか分からない人も多いでしょう。ここではせどり初心者がやるべきおすすめのサービスを2つ紹介します。
メルカリ
フリマアプリの中で最も有名なメルカリは、誰でも気軽に物を売買できる初心者が最初にやるべきサービスです。本格的にせどりをやるなら仕入れ先としてメルカリをメインで使うのもおすすめですし、家にある不用品を売って資金集めをするのにも最適です。
出品するときには既に出品されている同じ商品の価格を確認して、「これくらいの値段なら売れる」ということを確認しましょう。
Amacode(アマコード)
Amacode(アマコード)は、商品のバーコードを読み取りAmazon(アマゾン)での価格や売れ行きなどを簡単に確認できるせどり専用アプリです。せどりの出品方法としてメジャーなのがAmazon(アマゾン)ですが、仕入れを行うときには需要がある物なのか、いくらなら売れるのかを知っておかなければせどりは成功しません。
Amazon(アマゾン)でせどりをする場合にはまずAmacode(アマコード)をインストールし商品のリサーチをしましょう。
まとめ:せどりで副業をはじめよう
せどりは「安く仕入れて高く売る」というシンプルな仕組みであるため初心者でも始めやすいですが、誰でも簡単に稼げるというほど甘くはありません。初心者はリスクが低く扱いやすいジャンルから始め、経験と知識を積んで高収入を目指すことをおすすめします。ここで紹介した内容を参考にして、副業としてせどりを始めてみませんか?