あなたは、『未公開株』を知っていますか?
未公開株は、上手くいけば莫大な利益を生み出してくれる可能性がある一方、『確実に儲かる』などという誘い文句で詐欺も多発しています。
未公開株とはいったいどのようなものなのでしょうか?
・詐欺に引っかからないためには?
・誰でも買えるの?
・どこで買えるの?
などなど未公開株に関する情報をわかりやすくご紹介していきますね!!
この記事はこんな方におすすめです!
- 未公開株ってどのようなものかを知りたい人
- 未公開株の買い方が知りたい人
- 株式投資型クラウドファンディングについて知りたい人
- 未公開株って本当に稼げるの?と思っている人
ちょっと難しいことが多い未公開株についてわかりやすく解説して、最後には未公開株を安全に購入することができるサービスについてご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次
未公開株とは
未公開株とは、その名の通り『市場に公開(上場)されていない株』のことを言います。
上場している会社の株は、証券会社などで自由に売買することができますよね。
しかし、未公開株は上場していないため、通常の株のように自由に売買することができません。
未公開株を販売できるのは、未公開株の発行会社か登録をしている金融機関に限られています。
以前はグリーンシートと呼ばれる未公開株を正式に購入できる制度がありました。
金融機関はこのグリーンシートの銘柄のみ勧誘することができましたが、平成30年3月末でグリーンシート制度が廃止されてしまいました。
そのため、現在一般の人が未公開株を購入する方法は『株式投資型クラウドファンディング』のみとなっています。
『株式投資型クラウドファンディング』についてはこの後詳しく解説していきますね!
https://fukugyo-beginner.net/about-stock-for-side-jobs/
未公開株の勧誘はほぼすべて詐欺!!
ちょっと過激なタイトルですが、このような認識でいるくらいうまい話は疑ってください。
先ほどもご紹介した通り、一般の人が未公開株を購入する方法は株式投資型クラウドファンディングのみです。
しかし、絶対に儲かる!という甘い誘い文句で未公開株の購入を持ち掛ける詐欺が後を絶ちません。
いったいどのような手口で詐欺が行われているのでしょうか。
未公開株に関する詐欺報告の一例をあげていきますね!
- 業者から上場間近で大儲けが出来ると言われ未公開株を購入したが、不審に思い発行会社に確認したら上場予定はないと言われた。
未公開株を買わないかと話を持ちかけられ購入代金を渡してしまった。その後一切連絡がつかなくなってしまった。
絶対に損をさせないから未公開株を購入してほしいと勧誘された。
このように、『上場間近』『特別に情報を教える』『発行元会社とのコネがある』など特別感を出して未公開株の購入を持ち掛けてくるケースが多くなっています。
未公開株の勧誘をすることができるのは、未公開株の発行元会社か登録を受けている証券会社のみとなっており、それ以外の人や業者が未公開株の勧誘をすることは一切禁止されています。
つまり、おいしい言葉で未公開株の購入を持ち掛けてくる業者や人物は禁止されている行為を行なっており、詐欺である確率がとても高いのです。
しかし、勧誘を許されている未公開株発行元会社が第三者と共謀して詐欺を行なう事例も報告されており、手口が巧妙化してきています。
このような詐欺から実を守るためには、
- おいしい話はない!きっぱりと断る!
- 冷静になって考える
- 未公開株発行元会社に問い合わせる
- 人に相談する
誰だって稼ぎたいという気持ちから、ついついうまい話に乗りたいと思う人もいるかもしれません。
しかしよく考えると、そんなうまい話はありません!
未公開株の購入を考えている場合は、きちんと正規の方法で購入しましょう。
また、うまい話を持ち掛けられた場合は、自分だけで判断せず一度冷静になり人に相談することが大切です。
人に相談すると同時に、未公開株の発行会社に確認することも重要です。
これらを徹底し、悪質で巧妙な詐欺からしっかりと身を守りましょう。
未公開株が購入できる『株式投資型クラウドファンディング』とは
先ほど一般の人が未公開株を購入するには『株式型クラウドファンディング』しか方法はないとご紹介しましたが、株式型クラウドファンディングっていったいどんなものなのでしょうか。
まずはクラウドファンディングという言葉の説明からしていきたいと思います。
クラウドファンディングは、『こんな商品を開発したい』『世の中をこんな風に変えたい』などというアイディアを持っている発案者が、専用サイトを通じて世の中に呼びかけ共感してくれた人から資金を集める方法です。
クラウドファンディングは、資金提供してくれた人にリターンとしてモノ・サービスを提供する購入型、リターンで金利を得られる投資型などいくつかのタイプに分かれています。
株式型クラウドファンディングは、資金提供してくれた人にリターンとして未公開株を提供するというものです。
この株式投資型クラウドファンディングが、現在一般の方が未公開株を購入できる唯一の方法です。
海外では以前から株式投資型クラウドファンディングは浸透している投資方法ですが、日本は導入が遅れていました。
2015年5月に金融商品取引法の一部が改正されようやく日本でも解禁となり、サービスが開始されたのは2017年からというまだまだ新しい投資方法です。
株式投資型クラウドファンディングのメリット
株式投資型クラウドファンディングがどんなものだかわかったところで、メリットをご紹介していきたいと思います。
- 未公開株を購入することができる
- ベンチャー企業を初期から資金面で応援することができる
- 大きなリターンがある可能性
具体的にどのようなメリットなのかを解説していきますね。
未公開株を購入することができる
株式投資といえば上場している企業の株で行なうのが当たり前となっていますよね。
一般的に、未公開株は簡単に購入できるものではありません。
投資型クラウドファンディングを利用することで、未公開株を簡単に購入することができるというのは大きなのメリットだといえるでしょう。
ベンチャー企業を初期から資金面で応援することができる
生まれたばかりの創業間もない会社を資金面から支援することができるというのもメリットの1つです。
自分が投資をしたことで資金が集まり、その資金で世界を驚かせる何かをする可能性もあります。
そんな会社の成長を一緒に楽しむことができるのも、株式投資型クラウドファンディングの醍醐味と言えますね。
大きなリターンがある可能性
未公開株は、詐欺の対象となるほど大きな金額を稼げる可能性がある金融商品です。
購入した未公開株が、上場や企業買収などで購入した金額の何倍にもなる可能性があります。
一攫千金のチャンスがあるのも未公開株のメリットだといえるでしょう。
株式投資型クラウドファンディングのデメリット
未公開株を購入できる株式投資型クラウドファンディングは、注意しなくてはいけないことがたくさんあります。
しっかりと理解して納得してから未公開株の購入を行なうようにしてください。
- 売却に制限がある
- 金額に制限がある
- 大きなリターンとならないことが多い
- 大きな損失を出す可能性がある
これらの注意点について詳しく解説していきます。
売却に制限がある
通常の株式投資の場合、好きな時に買って好きな時に売却することができますよね。
しかし未公開株の場合は、未公開のため自由に売却ができません。
仮に倒産になりそうな場合も、持っている未公開株はどこにも売却することができません。
ただし、上場して未公開株ではなくなった場合にはいつでも売却することが可能になります。
金額に制限がある
未公開株を購入する際には、1年間で1社につき50万円までと決められています。
ものすごく将来性のある会社を見つけたくさん未公開株を購入したいと思っても、50万円以上はNGです。
そこまで大きな金額の未公開株を購入する人はあまりいないかもしれませんが、未公開株でガンガン攻める投資をしたい人にはデメリットとなります。
大きなリターンとならないことが多い
未公開株のメリットで、上場や企業買収によって大きなリターンとなる可能性があると紹介しました。
しかしそれはあくまで可能性であり、必ず上場や企業買収が行われるわけではありません。
日本にはものすごくたくさんの企業がありますが、その中で上場できているのはほんの一握りです。
また、その企業に何か魅力的な部分がなければ企業買収も行われません。
上場や企業買収がされて一攫千金となることはとても狭き門だということもしっかりと覚えておいてくださいね。
損失を出す可能性がある
未公開株は売却ができないため、大きな損失となる可能性があります。
例えば購入した未公開株の会社が倒産しそうになったとしても、未公開株はどこにも売却することができません。
50万円で購入した未公開株が、倒産によりただの紙切れになってしまう可能性もあります。
しかし、損をする可能性があることは投資全般に言えることです。
通常の株式投資、FXなどでも大きな損失を出す可能性はあります。
そのことをしっかりと頭に入れて投資を行ないましょう。
株式投資型クラウドファンディング業者について
株式投資型クラウドファンディングを提供している業者をご紹介していきます。
主な業者は以下の通りです。
- FUNDINNO
- エメラダ・エクイティ
- ゴエンジェル
まだ始まったばかりのサービスなので、業者もまだまだ少ないのが現状です。
この3業者についてご紹介していきますね!
FUNDINNO

FUNDINNO(ファンディーノ)は、株式会社日本クラウドキャピタルという会社によって運営されています。
日本で初めて株式投資型クラウドファンディングを始めたのがこのFUNDINNOです。
サービス開始から約2年、取引量日本NO.1で累計成約額は約18億円です。
未公開株を購入してみたい初心者の方は、まずこのFUNDINNOから始めてみるのがおすすめです。
エメラダ・エクイティ

エメラダ・エクイティは、エメラダ株式会社が運営しており、2017年11月にサービスを開始しました。
エメラダ株式会社は大手証券会社出身の代表取締役を筆頭に、金融機関出身者が取締役に名を連ねており、金融のプロが立ち上げたサービスと言えます。
エメラダ・エクイティで扱っている案件は、プロの投資家がすでに投資を行なっているベンチャー企業に限定されています。
プロの投資家が選んだベンチャー企業に投資を行なうことができるので、破綻などのリスクを抑えることができます。
ゴエンジェル

ゴエンジェルは、DANベンチャーキャピタル株式会社によって2017年9月にサービスを開始しました。
ゴエンジェルの代表取締役は、ディーブレイン証券(現:日本クラウド証券)を設立した経歴の持ち主です。
日本クラウド証券は、融資型クラウドファンディングを運営しているため、クラウドファンディングのプロが立ち上げたサービスと言えます。
ただし、扱っている案件はそれほど多くないのでどちらかというと経験者向きのサービスとなります。
初心者におすすめの株式投資型クラウドファンディング業者

2019年3月現在、株式投資型クラウドファンディング業者は紹介したこちらの3社です。
未公開株を始めてみたい初心者の方におすすめなのは、FUNDINNOです。
サービス開始してまだ2年ではありますが、株式投資型クラウドファンディング業者の中では1番古い業者です。
取引量もNo.1ということで、多くの人に選ばれているサービスです。
また、FUNDINNOでは未公開株の購入ができる他に、FUNDINNO上で投資家同士交流することができます。
同じ投資をしている仲間を見つけることができるのってとても心強いですよね。
少しでも興味を持った人はぜひ口座開設をしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
ちょっと難しくて怪しいイメージがある未公開株ですが、どのようなものだか理解していただけましたか?
未公開株は大きなリターンが期待できる一方、企業の倒産などで大きな損失を出す可能性があるハイリスクハイリターンの投資方法です。
投資を行なう際には、売却ができないこと、投資上限が決められているなどのデメリットをしっかりと理解して投資を行なってくださいね。