リモートワークやテレワークに感心が集まる今、「Zoom」が注目を浴びています。在宅の副業をしていると、依頼者や企業からZoomを使ったやり取りを求められることもあるでしょう。しかし、「Zoomってなに?」「どう使うの?」という人が多いのではないでしょうか。
今回の記事では、Zoomの基本情報から使い方まで詳しく解説します。Zoomの導入を検討している人は、ぜひチェックしてみてください。
目次
Zoomとは
まずは、Zoomとは何なのかを解説します。
オンラインセミナー・会議をするためのツール
Zoomとは、パソコンやスマートフォンを使って、オンラインセミナーや会議をするためのツールです。特徴は、「1人」対「多人数」のコミュニケーションに有効な機能が備わっていること。セミナー開催者と参加者で使える機能が異なり、スムーズにオンラインセミナー・会議を進められるシステムになっています。
料金無料から有料まで選べる4つのライセンス
Zoomは、基本無料で登録可能ですが、個人や企業の使用目的に合わせて、以下のような4つのライセンスが選べます。
- 基本:0円
- プロ:月額2,000円
- ビジネス:月額2,700円
- 企業:月額2,700円
基本
基本のライセンスは、無料でZoomの機能が使えるので、副業に最適。また、操作感や機能性を試す目的で使うのもおすすめです。基本ライセンスで使える機能は、後ほど紹介します。
プロ
プロは、小規模チームにおすすめのライセンスです。基本機能に加え、9名のホスト(開催者)をサポートするプランになっています。
ビジネス
ビジネスは、プロよりも多い10名以上のホストをサポートするプランであるため、中小企業に最適です。プロの機能にカスタムメールや会社のブランディングなど、さらに機能が追加され、ビジネスシーンに使える機能が充実しています。
企業
企業は、100名からのホストをサポートするプランで、大企業向けの仕様です。購入の際は、Zoomの営業部に相談する必要があります。
副業で使う場合は、無料ライセンスから始めて、作業の量や依頼側からの要望に応じて有料ライセンスへの移行を検討するのがおすすめです。
Zoomの無料ライセンスで使える機能
続いて、Zoomの無料ライセンスで使える機能を紹介します。
画面共有
Zoomは、無料ライセンスで画面共有の機能が使えます。Zoomを使ったセミナーやミーティング中に、使っているデスクトップやタブレット、スマートフォンの画面を参加者で共有できる機能です。
注釈機能
注釈機能も、Zoomの無料ライセンスで使うことが可能です。注釈機能とは、画面共有中にコメントや描画などを追加できる機能です。
以下のようなさまざまなツールを使うことができます。
- マウス
- 選択
- テキスト
- 絵を描く
- スポットライト/矢印
- 消しゴム
- フォーマット
- 元に戻す
- やり直し
- 消去
- 保存
注釈機能を使用することで、セミナーやミーティングで使う資料・画像などをよりわかりやすく伝えることが可能です。
バーチャル背景設定
バーチャル背景設定は、背景を好きな画像や写真に変えられる機能。ミーティングで背景を見せたくない場合に使えて便利です。ただし、Android版のスマートフォンやiPhone8より前のiPhoneでは残念ながら使えません。
リモートコントロール機能
リモートコントロール機能は、セミナーやミーティングに参加している相手のパソコンを、主催者が遠隔操作できる機能です。たとえば、セミナー参加者でパソコンに詳しくない人がいれば、リモートコントロール機能を使って代わりに操作したり、操作しながら手順を説明したりとサポートすることができます。
このリモートコントロール機能も、無料ライセンスで使用可能です。
録画・録音
セミナーやミーティング中の様子・音声を録画したり、録音したりする機能も無料ライセンスで使用可能です。無料ライセンスでは、パソコンやスマホなどのデバイスに保存する「ローカル保存」が利用できます。
Zoomの無料版と有料版の違い
ここで、Zoomの無料ライセンスと有料ライセンスとの違いをチェックしていきましょう。
時間制限あり・なし
Zoomの無料ライセンスでは1対1のみ時間制限なしで通話可能で、3人以上のグループ通話では40分のタイムリミットがあります。有料ライセンスにすると時間制限がなくなり、終わりを気にすることなく会話を続けることが可能です。
時間制限のあり・なしの違いがあるので、大人数で同時にミーティングをする機会が多いのであれば、有料ライセンスをおすすめします。
クラウド保存を選べない・選べる
先述した通り、Zoomの無料ライセンスでは録画・録音機能が使え、ローカル保存が利用可能です。有料ライセンスにするとローカル保存に加え、「クラウド保存」が選択できるようになり、サーバー上にセミナー・ミーティングの様子や音声を保存することができます。
クラウド保存が使えると、保存してある動画や音声の共有は、保存先のURLを伝えるのみとシンプルな作業で完結。一方、ローカル保存の場合は、メールや動画配信アプリなど、1度他のサービスを挟まなければ相手と共有できません。
録画や録音をする必要がない場合や、共有する機会が少ない場合は気にならない違いですが、クラウド保存も使いたい人は有料ライセンスの導入を検討してみてください。
共同ホスト機能がある・なし
Zoomの無料ライセンスでは共同ホスト機能が使えず、有料ライセンスのみで使うことができます。共同ホスト機能は、主催者以外の人も主催者と同じ権限をもち、運用できるように設定する機能です。
共同ホスト機能が使えると、講師や進行を分担制にするセミナーの開催も可能。セミナーやミーティング中に主催者が席を外しても、進行を他の人に任せることができます。大規模のセミナーやミーティングをする際は、あると便利な機能です。
投票機能が使える・使えない
Zoomには、ミーティングの投票機能がありますが、使えるのは有料ライセンスのみです。投票機能が使えると、ミーティング中に投票を始めて、参加者から回答を集めることができます。多数決やアンケートを取りたいときに便利な機能です。
投票機能を使うシーンが副業でない人は、無料ライセンスでも十分活用できるでしょう。
Zoomのアプリをインストールする方法
ここで、Zoomのアプリをインストールする方法を紹介します。
パソコンやAndroid版のスマートフォン、iPhoneの場合についてそれぞれ紹介するため、Zoomを使いたい人はぜひ参考にしてみてください。
パソコンでZoomをインストールする手順
パソコンでZoomをインストールする場合は、以下の手順で行います。
1.Zoomのダウンロードセンターページを開く
2.「ミーテング用Zoomクライアント」のダウンロードボタンをクリックする
3.ダウンロード終了まで待つ
Android版スマホでZoomをインストールする手順
Android版のスマートフォンやでZoomをインストールする場合は、以下の手順で行ってください。
1.PlayストアでZoomを検索する
2.「Zoom Cloud Meetings」をタップする
3.「インストール」をタップする
iPhoneでZoomをインストールする手順
iPhoneでZoomをインストールする場合は、以下の手順でインストールしてください。
1.App StoreでZoomを検索する
2.「Zoom Cloud Meetings」をタップする
3.「入手」をタップする
Zoomの基本の使い方
Zoomの使い方はいたってシンプルなため、気軽に使えるでしょう。最後にZoomの基本の使い方を紹介します。
ミーティングを開催する
Zoomでミーティングを開催する方法は、
- すぐに開催する
- スケジュールを組んで開催する
の2パターンがあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
すぐに開催する場合
Zoomですぐにミーティングを開催する場合は、「新規ミーティング」のボタンを押して、「ビデオありで開始」か「ビデオなしで開始」のどちらかを選択します。すると、ミーティングが開催されます。
スケジュールを組んで開催する場合
Zoomでスケージュールを組んで開催する場合は、以下の手順で進めてみてください。
1.「スケジュール」ボタンを選択する
2.ミーティングの内容や日時、所要時間など、必要事項を入力する
3.「保存」ボタンを押す
スケジュールを保存しておけば、あとは当日にミーテイングを開催すればOKです。
ミーティングに招待する
自分が開催したミーティングに招待する場合は、以下のいずれかをメールやLINEなどのメッセージに貼り付けて送信します。
- URLのコピー
- 招待のコピー
- ミーティングID
いずれを送るにしても、Zoomのホーム画面から簡単に選択し、送信可能です。
ミーティングに参加する
Zoomのミーティングに参加する方法は、送られてきた招待URLを押すだけなので、簡単です。Zoomをインストールしていない状態で招待URLを押すと、自動的にインストール画面に移るので、初回は「インストール⇒ミーティング参加」のステップを踏むことになります。インストール済みの状態または2回目以降の参加は、URLをクリックするだけでミーティングに参加可能です。
また、事前に共有したミーテイングIDを入力する方法でも、ミーティングに参加できます。
まとめ:Zoomは副業から飲み会まで使えるおすすめツール!
Zoom(https://zoom.us/jp-jp/meetings.html)は、オンラインセミナーやミーティングに便利な機能が備わったビジネス向けのツールです。最近では、オンライン飲み会を開催するツールとしても人気があります。
Zoomは使用ライセンスが4パターンから選べるので、目的に沿った使い方を選択しやすいのが魅力。副業でも最低限の機能を使いたい人から幅広い使い道をしたい人まで、さまざまな活用法ができるでしょう。
副業はもちろん、プライベートでも使えるZoomはおすすめなので、使ってみたい人はぜひお試しください。